◎ヒスパニック系やLGBTQ+(性的少数者)のスマートフォンに「強制送還のお知らせ」「再教育キャンプへの案内」などといった不審なメッセージが届いた。
米連邦捜査局(FBI)は15日、一部の携帯電話ユーザーに人種差別的なテキストメッセージが届いた件について、調査を続けていると報告した。
このメッセージは先週確認され、ヒスパニック系やLGBTQ+(性的少数者)のスマートフォンに「強制送還のお知らせ」「再教育キャンプへの案内」などといった不審なメッセージが届いたという。
11月5日の大統領選後の数日間にも、アフリカ系アメリカ人や黒人の市民に「農園で綿花を摘む仕事に参加しましょう」などの人種差別的なメッセージが届いたと報告されている。
現地メディアによると、少なくともニューヨーク、アトランタ、シャーロット、ローリー、ヒューストン、ハンツビル、ロサンゼルス、ノーフォーク、タスカルーサの9都市のユーザーがメッセージを受け取ったと報告している。
FBIは声明で「このメッセージには電子メールも含まれている」と述べた。
無料で電話番号を作成できる携帯電話プロバイダー「テキストナウ(TextNow)」は先週、多くの電話番号に人種差別的なテキストメッセージを送信したとされるユーザーを1人以上確認し、そのアカウントを閉鎖したと明らかにした。
FBIは司法省や他の連邦当局と連絡を取っていると報告している。
それによると、メッセージの受信者には高校生や大学生も含まれているという。人種や性別は明らかにしていない。