◎これらのUFO事案はAARO(全領域異常解決局の意)に集められる。
米国防総省が15日、未確認飛行物体(UFO)に関する年次報告書を公表した。
それによると、23年に寄せられた700件以上の新たな報告について、「それが地球外生命体に由来していることを証明できなかったが、本当に不思議に思っているものが20件ほどある」と述べた。
これらのUFO事案はAARO(全領域異常解決局の意)に集められる。
AAROは軍関係者や連邦政府機関などから寄せられた報告を調査する機関である。
23年5月から24年6月にかけて、AAROは前年を大幅に上回る757件の新たなUFO報告を受け取った。
22年5月から23年6月の期間中は281件の報告が寄せられたが、地球外生命体の存在は確認されなかった。
AAROは22年の設立以来、1652件のUFO報告を受け取っている。
今年の報告書によると、AAROは地球外生命体による活動、技術の証拠を発見していないという。
しかし、地球外生命体の兆候がみられるものが少なからずあり、かなりの数が更なる検討のため、審査保留となった。
さらに、報告の中には「画期的な」技術に起因するものがあるという。
AAROは報告書の中で「ここ1年半の間に21件の説明できない報告があり、その中には本当に説明できないものもある」と認めたが、詳細は明らかにしなかった。