◎気象台は巨大な砂嵐「ハブーブ」が発生したと報告している。
米カリフォルニア州マデラ郡の州道152号線で玉突き事故が発生し、数人が負傷した。警察が12日、明らかにした。
それによると、事故は11日午後に発生。砂嵐の影響で視界が悪くなり、約20台の車が前方の車に衝突したり、道を外れて看板に接触するなどした。
州警察は声明で、「この事故により、数人が軽傷を負い、近くの病院に搬送された」と述べた。
州消防局がX(旧ツイッター)に投稿した動画には事故現場からゆっくりと遠ざかる巨大な砂塵の壁が映っていた。
事故に巻き込まれた男性はABCニュースの取材に対し、「突然周囲が暗くなり、車体がガタガタと揺れたので思わずブレーキを踏み、気が付いたら後続車に追突されていた」と語った。
気象台は巨大な砂嵐「ハブーブ」が発生したと報告している。
ハブーブは暑く乾燥した条件下で起こりやすく、アフリカ北部のサハラ砂漠やアラビア半島などで頻繁に目撃される。