◎事件はホームカミングパーティーが行われていた同校の敷地内で10日未明に発生した。
米アラバマ州のタスキーギ大学(Getty Images/AFP通信)

アラバマ州のタスキーギ大学が11日、校内で銃乱射事件が発生したことを受け、関係者以外の立ち入りを制限し、警備責任者を解雇したと明らかにした。

事件はホームカミングパーティーが行われていた同校の敷地内で10日未明に発生。同州モンゴメリー在住のハケス・ミリック(Jaquez Myrick、25歳)容疑者が銃を乱射し、1人が死亡、16人が負傷した。

同校の学長は声明で、「今後は学生および同校が発行する身分証明バッジを持っている者のみ、キャンパスへの立ち入りが許可される」と述べた。

また学長は「キャンパスに入る際は警備員に学生証または身分証明バッジを提示しなければならない」と強調した。

学長は警備責任者を解任した理由は明らかにしなかった。

警察によると、18歳の少年が搬送先の病院で死亡。16人の負傷者のうち、12人が銃撃を受け、4人は逃げる途中に負傷したという。この少年は同校の生徒ではなかった。

学長は容疑者が銃器を持って校内に入れたことについて、「その責任は我々全員にある」と述べ、「同様の事件が起きないよう、警備やセキュリティー対策を強化する」とした。

捜査当局は複数人が銃撃に関与した可能性があるとみて捜査している。

警察は容疑者の認否を明らかにしていないが、拘束時、事件に使用したとみられる凶器を押収したと報告している。

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