◎何者かが郵政公社(USPS)の営業所近くにあるポストに可燃物を入れたとみられる。
米アリゾナ州フェニックスの郵便投票回収ポスト(AP通信)

アリゾナ州フェニックスの郵便投票回収ポストが放火に遭い、投票用紙が破損した。警察が24日、明らかにした。

それによると、何者かが郵政公社(USPS)の営業所近くにあるポストに可燃物を入れたとみられる。

フェニックス警察は声明で、「24日早朝にボヤ騒ぎがあり、消防が出動、大統領選の投票用紙が破損した」と述べた。

フェニックス消防署がポストを開けて消火し、USPS職員が破損した投票用紙やその他郵便物を回収した。

フェニックス警察は約20枚の投票用紙が被害を受けたと発表していたが、アリゾナ州務長官はその後、放火による被害は5枚にとどまったという見方を示した。

警察が放火と器物破損の疑いでUSPSと協力して捜査に当たっている。

USPSアリゾナ事務所はホームページに声明を掲載。被害を受けたポストを公表し、過去36時間以内にそのポストを利用した有権者に投票用紙の配達状況をチェックできるようにした。

アリゾナ州は大統領選の激戦州のひとつ。期日前投票の締め切りは25日である。

期日前投票を選択する有権者の数は着実に増加しており、2020年の大統領選で初めて選挙当日の投票を上回り、1億票を超えた。

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