◎アフリカでは同様の事故が数えきれないほど起きている。
アフリカ東部・ウガンダの首都カンパラで石油タンクローリーが爆発し、子供2人を含む少なくとも11人が死亡した。警察が22日、明らかにした。
それによると、現場はカンパラ郊外の道路。22日午前、タンクローリーが事故により横転し、ガソリンが漏れ出したという。
SNSで共有された動画にはタンクローリーから漏れ出したガソリンをペットボトルなどに入れる人々の姿が映っていた。
地元メディアによると、運転手とみられる男性が「危ないから近づくな」と何度も大声で警告したにもかかわらず、多くの市民が漏れ出したガソリンに殺到したという。
警察の報道官は声明で、「その後、タンクローリーは爆発し、周辺は火の海になった」と述べた。犠牲者は性別を判別できないほど焼け焦げていたという。
運転手にケガはなかった。
警察の報道官は「事故を目撃した際はまず警察に通報し、ガソリンなどの可燃物が漏れ出していた場合は、速やかに現場から離れてほしい」と呼びかけた。
アフリカでは同様の事故が数えきれないほど起きている。東部・タンザニアでは2019年、事故を起こしたタンクローリーに野次馬が殺到、その後の爆発で62人が死亡した。
東部の南スーダンでは2015年、同様の事故で183人が死亡。西部・ナイジェリアで先週発生した事故では170人が死亡、70人が病院で治療を受けている。