◎事故は15日午後に発生。定期訓練飛行中のグラウラーがレーニン山(標高4392メートル)の東側に墜落した。
米海軍が運用する戦闘機EA-18Gグラウラー(AP通信)

西海岸ワシントン州の山間部に海軍の戦闘機EA-18Gグラウラーが墜落した事故について、海軍は21日、亡くなった乗組員2人の身元を公表した。

それによると、2人はいずれも女性。海軍の空挺部隊に所属するリンゼイ・エバンス(Lyndsay P. "Miley" Evans)中佐とセレナ・ワイルマン(Serena N. "Dug" Wileman)中尉。2人ともカリフォルニア州出身、31歳であった。

事故は15日午後に発生。定期訓練飛行中のグラウラーがレーニン山(標高4392メートル)の東側に墜落した。

海軍は16日午後にグラウラーの残骸を発見。20日に乗組員2人の死亡を確認したと明らかにしていた。

海軍は亡くなった2人を「熟練のパイロット」と称賛。実戦で勲章を受けたこともあると明らかにした。

それによると、2人は第3空母航空団の一員として原子力空母アイゼンハワーに配属され、中東・紅海の任務に9か月参加。最近帰国したばかりだった。

中東での任務中、2人は戦闘機による複数の作戦に参加したという。

グラウラーが墜落した原因は分かっておらず、海軍、連邦航空局(FAA)、国家運輸安全委員会(NTSB)が調査している。

グラウラーはワシントン州ウィドビー島の海軍基地から訓練飛行を開始、その後墜落した。

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