◎今年何らかのタバコ製品を現在使用している中高生は225万人。昨年の280万人から大幅に減少した。
電子タバコを吸う女性(Getty Images)

疾病対策センター(CDC)は17日、米国の10代の若者におけるタバコ製品の使用が過去25年間で最低レベルにまで低下したと明らかにした。

CDCと食品医薬品局(FDAは「全米青少年タバコ調査(NYTS)」のデータを分析し、国内の中学生と高校生のタバコ使用を評価した。

それによると、今年何らかのタバコ製品を現在使用している中高生は225万人。昨年の280万人から大幅に減少した。

多くの生徒が「電子タバコをやめた」と証言しているようだ。

電子タバコの使用者は163万人、昨年は213万人であった。高校生に限定すると今年は121万人、昨年は156万人である。

これは25年ぶりの低水準であり、NYTSが調査を開始して以来、中高生の喫煙者は最も少なくなった。

今年、中高生が1番使用したタバコ製品は電子タバコであったが、その数は過去10年で最低レベルに低下した。

2位はニコチン入りパウチ、3位は普通のタバコ、4位は葉巻、5位は無煙タバコであった。

専門家によると、青少年期に喫煙を開始すると、成人後に喫煙を開始した場合に比べて、ガンや心疾患などにかかるリスクが高まる。 肺ガンでは20歳未満で喫煙を開始した場合の死亡率は、非喫煙者に比べて5倍超となっている。

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