◎ウクライナ軍とロシア軍は連日、ドローンによる攻撃を交わしている。
ウクライナ、東部ドネツク州、ウクライナ軍の戦車部隊(Getty Images)

ウクライナ当局は15日、ロシア軍が首都キーウに向けて複数のドローンを発射したと明らかにした。死傷者や被害の情報はない。

ウクライナ軍とロシア軍は連日、ドローンによる攻撃を交わしている。

ロシア西部ベルゴロド州政府は15日、ウクライナ軍のドローン攻撃により、少なくとも8人が負傷、民家や車両が被害を受けたと報告した。

ウクライナは東部ドネツク州やハルキウ州の前線で厳しい戦いを強いられている。

ウクライナ当局はロシア軍の進撃が続く中、ハルキウ州のロシア国境に近いクビャンスクと近くの集落に避難を命じた。

ハルキウ州知事はSNSに声明を投稿。「これは命令であり、両地域にとどまるウクライナ市民は直ちに避難を開始する必要がある」と呼びかけた。

米政府は15日、北朝鮮がロシアに砲弾やミサイルだけでなく、要員も派遣しているというウクライナ政府の主張について、「懸念している」と表明したが、事実か否かには言及しなかった。

ゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領は前日、北朝鮮がロシア軍に武器を提供するだけでなく、人員も派遣していると指摘。同盟国との防衛関係を変化させる必要があるという見解を示していた。

ロシア大統領府はこの主張を否定している。

EUのミシェル(Charles Michel)欧州理事会常任議長は15日、ブリュッセルで16日に開催されるEU首脳会議にゼレンスキー氏を招待し、その中で最新の戦況を把握し、ゼレンスキー氏が掲げる対ロシア戦争終結案「勝利計画」を公表すると明らかにした。

ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃は71日目に入った。数十キロにわたる前線で激しい戦闘が続いているものとみられるが、戦況はほとんど明らかになっていない。

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