◎このデモ行進は地元の市民団体が主催、世界の女性の権利を守るよう呼びかけた。
2024年9月28日/フランス、首都パリ、人工妊娠中絶の権利を守るよう求めるデモ行進(AP通信)

フランスの首都パリ28日、世界の女性の人工妊娠中絶の権利を支持するデモ行進が行われ、数百人が参加した。

フランス上下両院は今年3月、人工妊娠中絶を行う権利を憲法で保障する法案を圧倒的賛成多数で可決。世界で初めて、中絶の権利を憲法に明記する国となった。

このデモ行進は地元の市民団体が主催、世界の女性の権利を守るよう呼びかけた。

またデモ隊はフランスにおける中絶へのアクセスの拡大を求め、さらに政府によるこの分野の予算削減、人員削減、中絶センターや産科病棟の閉鎖に抗議した。

デモの主催者は声明で、「憲法で中絶の権利を保障したフランスでも、中絶に必要な医療サービスを受けるために、別の地域まで行かなければならない女性がいる」と述べ、政府に医療体制を拡充するよう訴えた。

フランスは1975年に中絶を合法化した。

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