◎セキュリティポリスは首相、大統領、閣僚、連邦議会議員、海外要人の警護を担当している。
極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のワイデル党首(Getty Images)

ドイツ連邦警察は24日、国内外での危険性が高まっているとして、今後数年間で政治家や海外要人を警護するボディガードの数を大幅に増やすと明らかにした。

ドイツ通信社(dpa)によると、セキュリティポリス(警備部)に所属するボディガードは現在500人超。これを来年に100人、それ以降も100人ずつ増やす予定だという。

同部の責任者は「これは国内だけでなく、ウクライナやガザのような海外での危険の増大にも関係している」と地元紙に寄稿した。

セキュリティポリスは首相、大統領、閣僚、連邦議会議員、海外要人の警護を担当している。

来年9月に予定されている総選挙は中道左派と右派の争いになる。ショルツ(Olaf Scholz)首相の連立与党は政権を失う可能性が高く、移民排斥などを訴える極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が議席を大幅に伸ばすと予想されている。

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