◎労使は1年以上にわたって契約交渉を続けてきた。労組は米国の航空各社に劣らない賃金を要求している。
カナダ最大の航空会社エアカナダとパイロット労組がストライキを回避するため、4年間の労働協定を結ぶことで暫定合意した。同社が15日、明らかにした。
その詳細は明らかになっていないが、同社は声明で、「この協定は弊社のパイロットの貢献を認めると同時に、会社の成長のための新たな枠組みを設定するものである」と述べている。
同社は約5200人の組合員と来月開催される同社の取締役会が協定を批准した場合、その詳細を公表するとしている。
労組の書記長は声明で、「我々は全パイロットを代表して、協定に暫定合意することを決議した」と述べた。
また書記長は「この協定は期間中、パイロットたちに19億ドルの追加利益をもたらすと予想している」とした。
首相府の報道官も労使が暫定合意したことを確認し、双方を称賛した。
労使は1年以上にわたって契約交渉を続けてきた。労組は米国の航空各社に劣らない賃金を要求している。
労使が合意に至らなかった場合、エアカナダは18日にも全面的な業務停止に陥る可能性があった。