◎コーパスクリスティの当時の気温は40度近くに達していた。
米テキサス州コーパスクリスティで1歳10か月の幼児を車内に放置し死亡させたとして、33歳の母親が逮捕された。警察が20日、明らかにした。
それによると、母親は保護責任者遺棄罪で逮捕、勾留されたという。
事件は20日の午後1時30分頃に発生。母親はコーパスクリスティの中学校近くに車を止め、車内に子供を残して現場を離れた。
コーパスクリスティの当時の気温は40度近くに達していた。
警察によると、学校の関係者が消防に通報し、幼児に心肺蘇生を施したものの、その後、病院で死亡が確認されたという。死因は明らかになっていないが、熱中症とみられる。
警察は母親の認否を明らかにしていない。車を離れた理由も不明である。
全米の非営利団体「KidsAndCars.org」によると、今年、全米で車内に置き去りされ亡くなった子供は少なくとも24人確認されている。年齢は生後10か月～8歳と幅広い。
昨年は29人の子供が車内に放置され死亡。KidsAndCars.orgによると、2018年の死者は過去最高の54人であった。
1990年以降、1100人以上の子供が車内に取り残され死亡。うち約9割が3歳以下となっている。
