◎アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつ。ソマリア南部と中部の大部分を支配し、首都モガディシオ近郊まで支配地域を拡大したとされる。
イスラム過激派組織アルシャバーブの戦闘員(Getty Images/EPA通信)

ソマリア・首都モガディシオのビーチ沿いにあるホテルで爆発と銃撃があり、治安部隊が現場に急行した。現地メディアが2日に報じた。

国営テレビは「治安部隊がテロリストを無力化した」と伝えている。死傷者には言及しなかった。

それによると、アルカイダ系組織アルシャバーブがラジオを通じて犯行声明を出したという。

このビーチはモガディシオの人気エリアであり、多くの市民が週末を楽しむため、金曜夜には特に賑わう。

AP通信は目撃者の話しとして、「数十人が担架で運ばれるところと、ベストを着た男が自爆するところを見た」と伝えている。

それによると、ホテルで一緒に行動していた友人が被弾し死亡、他の数人が負傷したという。

もう一人の目撃者はAPに対し、「多くの人々が地面に倒れているのを見た」と述べた。

このビーチ近くの施設は過去にもアルシャバーブの攻撃を受けたことがある。昨年の襲撃では少なくとも9人が死亡した。

アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつ。ソマリア南部と中部の大部分を支配し、モガディシオ近郊まで支配地域を拡大したとされる。

米政府はアルシャバーブをアルカイダ系の最凶組織と評している。

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