◎西欧への移住を目指す多くの移民がセルビアを含むバルカン半島亡命ルートを使っている。
セルビア南西部で約50人の移民を乗せたワゴン車が横転し、30人以上が負傷した。国営メディアが26日に報じた。
それによると、事故はブルガリアとの国境に近い南西部の町で発生。国家警察はコメントを出しておらず、人身売買組織が関与しているかどうかも分かっていない。
公共放送RTSが報じた映像には横転したワゴン車と交通整理をする警察官が映っていた。
西欧への移住を目指す多くの移民がセルビアを含むバルカン半島亡命ルートを使っている。
移民たちはトルコからギリシャ、ブルガリア、北マケドニア、セルビア、ボスニア、ハンガリーなどを通って豊かな英独仏を目指す。クロアチアやハンガリーにとどまる者も少なくない。
中東、アフリカ、アジアの紛争や貧困から逃れた移民たちは旅先でこのような事故に直面することが多々ある。
ビザや旅券を持たない移民は国境を越えるために人身売買組織を頼る。