◎工場にはテキーラ約21万9000リットルが保管されており、その一部が流出した。
メキシコ西部ハリスコ州のテキーラ工場で発生した爆発について、消防当局は24日、新たに1人の死亡を確認し、爆発の原因を調査していると明らかにした。
これでこの爆発による死者は6人となった。
現場は首都メキシコシティの北西約600キロに位置するハリスコ州郊外の町にあるテキーラ工場。23日に爆発・火災が発生した。
消防は5人の死亡を確認、2人が負傷、うち1人が重体と報告していた。
消防は声明で、「24日午後、大型コンテナが倒壊したエリアで1人の遺体を発見した」と明らかにした。
それによると、身元は確認中。工場で働く従業員とみられる。
工場の所有者は23日、「爆発は従業員がメンテナンス作業をしているときに起きた」と声明を出した。
炎は23日夜にほぼ鎮火したものの、24日早朝、段ボールやその他資材を保管するエリアで小規模な火災が発生した。
工場にはテキーラ約21万9000リットルが保管されており、その一部が流出した。
この町はテキーラの生産地のひとつであり、人口約4万人の多くがテキーラの生産とそれが生み出す観光業を生業としている。