◎ラストジェネレーションは幹線道路に接着剤を付けて居座るデモでよく知られている。
2024年7月25日/ドイツ、フランクフルト空港(AP通信)

気候変動の抑制を訴える環境保護団体ラストジェネレーションの活動家たちが25日、ドイツで最も交通量の多いフランクフルト空港の滑走路に侵入し、航空機の運航を妨害した。

同港によると、活動家たちは車で滑走路のフェンスを突き破り、敷地内に侵入。100便以上が欠航になったという。

警察、消防士、警備員がこれに対応。安全上の理由から全てのフライトを一時的に停止した。すべての滑走路は25日の現地時間午前7時50分までに運航を再開したという。

同港は声明で、「これまでに約140便がキャンセルとなり、一日を通してさらなる混乱が予想される」と述べ、ラストジェネレーションを非難した。

ラストジェネレーションによると、6人の環境活動家がフェンスに穴をあけ、徒歩、自転車、スケートボードで滑走路に向かい、中央政府に抗議したという。

同団体は政府に対し、2030年までに石油、ガス、石炭の使用を世界的にやめる国際協定をまとめるよう要求している。

ラストジェネレーションがドイツの空港滑走路に侵入したのはこの数日で2度目。5人の活動家が24日、西部ケルン・ボン空港の滑走路に接着剤を使って貼り付き、航空機の運航を妨害した。

これにより、31便が欠航となった。5人はその場で逮捕された。

フィンランド、ノルウェー、スイス、スペインでも24日、活動家たちが同様の行動を起こした。

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