◎パキスタンの農村部では交通インフラの不備や無謀運転による事故が多発している。
パキスタン・カシミール地方の林道でジープが渓谷に転落し、14人が死亡、2人が負傷した。警察が10日、明らかにした。
それによると、事故はインド国境から数十キロ離れた舗装されていない林道で10日未明に発生。事故を目撃した運転手が警察に通報した。
救助隊はその後、数十メートル下の谷底を捜索し、ジープを発見。その場で14人の死亡を確認し、2人を病院に搬送した。
それ以上の詳細は明らかになっておらず、ジープが道を外れた理由も不明。
地元テレビ局は関係者の話しとして、「運転手の男性も死亡が確認された」と伝えている。
パキスタンの農村部では交通インフラの不備や無謀運転による事故が多発している。
先月には同じくカシミール地方でワゴン車が林道から川に転落し、9人の子供を含む16人が死亡した。
アフガンと国境を接する南西部バルチスタン州では5月、スピード超過のバスが岩だらけの渓谷に転落し、28人が死亡。東部パンジャブ州でも同月、大型トラックとバンが正面衝突し、13人が死亡した。
北部ギルギット・バルチスタン地域で5月に発生したバス事故では少なくとも20人が死亡、30人が重軽傷を負っている。