◎トルコは12年前、抗議デモが内戦に発展したことを受け、シリアとの国交を断絶した。
トルコのエルドアン大統領(Manu Fernandez/AP通信)

トルコのエルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は7日、シリアとの関係回復に改めて意欲を示した。

トルコは12年前、抗議デモが内戦に発展したことを受け、シリアとの国交を断絶した。トルコ政府はアサド政権追放を目指す北西部の反体制派を支援している。

それ以前は、エルドアン氏とアサド氏は親密な関係にあり、2008年にはトルコ南部で家族とともに休暇を過ごしたこともあった。

エルドアン氏は先週、シリアとの国交を正常化する用意があると表明していた。

エルドアン氏は7日、記者団に対し、「昨日、私はアサド(Bashar Assad)大統領と会った」と語ったが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

両国の外相は昨年、イランの外相とともにモスクワで会談。シリア内戦が始まって以来、初めての閣僚級協議であった。

その後には国防相会談も行われたが、実を結ばなかった。

エルドアン氏とアサド氏はシリア・アレッポ州の反体制派と政府が支配する地域の間に道路を開通させる計画などで協力しているが、それらの地域では小規模な戦闘やテロ攻撃が相次いでいる。

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