◎多くの政府高官がこれを「爆弾テロ」と呼び、犠牲者に哀悼の意を表した。
パキスタン、北西部カイバル・パクトゥンクワ州の警察署(Getty Images/AFP通信)

パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で橋に仕掛けられた爆弾が爆発し、少なくとも3人が死亡、7人が負傷した。地元当局が5日、明らかにした。

それによると、現場は州都クエッタ近郊の地区。人力車と歩行者が爆発に巻き込まれたという。

地元警察の報道官は声明で、「爆発したのはIED(即席爆発装置)とみられ、パトカーを狙っていたようだ」と述べた。

地元テレビ局は目撃者の話しとして、「数人が橋の上で助けを求めていた」と伝えている。

それによると、死傷した10人は全員民間人とみられる。

多くの政府高官がこれを「爆弾テロ」と呼び、犠牲者に哀悼の意を表した。

犯行声明を出した組織は確認されていないが、TTPパキスタンのタリバン運動)に疑惑の目が向けられている。

TTPとアフガニスタンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切り、軍と警察への攻撃を強化した。

パキスタン政府はアフガンのタリバン暫定政権がTTP戦闘員を保護していると主張。タリバンはこれを否定している。

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