◎パキスタン議会は1974年にアフマディーを非イスラムと宣言。その結果、多くのアフマディー教徒がスンニ派の標的となってきた。
2023年2月12日/パキスタン、中部パンジャブ州(K.M. Chaudary/AP通信)

パキスタン警察は9日、中部パンジャブ州でイスラム教少数宗派アフマディーの教徒2人を殺害した容疑で男を逮捕したと明らかにした。

それによると、容疑者は8日、パンジャブ州東部の町でアフマディー教徒2人を射殺したという。

州警察は声明で、「容疑者は取り調べで2人を殺害したことを認めた」と明らかにした。

動機は不明。容疑者は1人目の教徒を殺害し、数時間後に別の場所でもう1人を殺害した。

パキスタン議会は1974年にアフマディーを非イスラムと宣言。その結果、多くのアフマディー教徒がスンニ派の標的となってきた。

アフマディーの報道官は声明でこの事件を非難。「犯人はイスラム学校に通う学生である」と述べた。

また報道官は中央政府を非難し、アフマディーに対するヘイトスピーチが蔓延していると嘆いた。「なぜ政府は我々に対するヘイトを容認するのですか...」

スンニ派の過激派はアフマディーを異端とみなし、教徒の家や礼拝所を定期的に攻撃している。

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