◎インドの雨季(4~6月)は基本、非常に蒸し暑い。
2024年5月18日/インド、首都ニューデリー、水を飲むタクシー運転手(ロイター通信)

インド東部ビハール州で猛烈な熱波により少なくとも14人が死亡、うち10人が選挙関係者であった。地元当局が5月31日、明らかにした。

数週間にわたる凄まじい猛暑で学校は休校に追い込まれ、屋外で働く建設労働者は水を浴びながら作業している。

ビハール州政府によると、同州ではこの数日で熱中症とみられる症状で14人が死亡、うち10人が選挙管理事務所の職員など、総選挙の対応に当たっていた関係者であった。

ビハール州の31日の最高気温は広い範囲で45度前後まで上昇。49度を記録した地点もあったようだ。

この猛暑の中、6週間にわたる総選挙で何億人もの有権者が投票所に足を運び、長蛇の列を作った。地元メディアによると、投票中に体調を崩したり、熱中症とみられる症状で搬送された人は数千人に達したという。

首都ニューデリーの最高気温も連日40度を超え、近隣のパンジャブ州、ハリヤナ州、ラジャスタン州でも気温が上昇。50度を超えた日もあった。

総選挙の開票は6月4日に行われる。

インドの雨季(4~6月)は基本、非常に蒸し暑い。しかし、専門家によると、今年の猛暑は過去10年で最も厳しく、常軌を逸しているという。

一部の地域では雨季にもかかわらず雨がほとんど降らず、深刻な水不足を引き起こしている。

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