◎シリア内戦の犠牲者は50万～60万人と推定されている。
シリア中部ホムスでイスラム国（ISIS）とみられる武装集団が国軍と民兵の拠点3カ所を襲撃し、少なくとも13人が死亡、15人が負傷した。国営シリア・アラブ通信（SANA）が3日に報じた。
それによると、負傷した15人は市内の病院に搬送されたという。
イギリスのNGO「シリア人権監視団」はこの攻撃で15人が死亡したと報告している。
SANAは陸軍兵士と民兵少なくとも13人と、武装集団の戦闘員が多数死亡したと伝えているが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
犯行声明を出した組織は確認されていない。ホムスにはかつて、ISISの拠点があった。
シリア内戦の犠牲者は50万～60万人と推定されている。被害の全容は明らかになっておらず、調査が進む目途も全く立っていない。
ISISの残党はアサド政権と東部地域で米国の支援を受けるクルド人自治区の民兵組織「シリア民主軍（SDF）」への攻撃を繰り返している。
