◎現場はアブジャの北西約50キロにある刑務所。老朽化した刑務所の外壁とフェンスの一部が洪水により破損し、119人の受刑者が脱獄した。
ナイジェリアの警察官(Getty Images)

ナイジェリア・アブジャ近郊にある刑務所が大雨による洪水で破損し、100人以上の受刑者が脱獄した。現地メディアが25日に報じた。

それによると、現場はアブジャの北西約50キロにある刑務所。老朽化した刑務所の外壁とフェンスの一部が洪水により破損し、119人の受刑者が脱獄したという。

刑務所の担当官は地元テレビ局の取材に対し、「脱獄した119人のうち10人を拘束し、残りの受刑者を追跡中である」と語った。

現場を視察した内務省の高官は記者団に対し、「内相が老朽化した刑務所の外壁を修繕するよう命じた」と明らかにした。

それによると、この刑務所の定員は250人。それに対し、約2倍にあたる499人が収容されていたという。

内務省はSNSに声明を投稿した。「より良いスペース、より良いセキュリティ、より良いインフラを作る。矯正施設の老朽化はそれを改修もしくは移転する必要があることを示しています」

地元メディアによると、逃亡者たちはアブジャ郊外の広大な森に逃げ込んだ可能性があるという。そこにはイスラム過激派を含む武装勢力の隠れ家あるとされる。

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