◎賃上げと労働条件・環境の改善を求める国立病院の医師ら数千人は3月15日にストを開始した。
東アフリカ・ケニアの医師らによるストライキが5週目に突入した。現地メディアが17日に報じた。
賃上げと労働条件・環境の改善を求める国立病院の医師ら数千人は3月15日にストを開始。薬剤師、歯医者、看護師らがこれを支持すると表明している。
首都ナイロビの国立病院前には治療を受けたいという患者が殺到している。しかし、医師がひとり残らずストに参加しているため、入り口は閉鎖されたままだ。
地元テレビ局の取材に応じた女性は「足の治療を受けたいが、薬も貰えなかった」と語った。
ナイロビ中心部の通りに集まった医師たちはプラカードを掲げ、政府に対応を促した。
医師を代表する労組は政府が2017年に労組と結んだ協約を無視し、安月給で医師を働かせていると非難している。
労組の代表は記者団に対し、「我々はいかなる脅迫や脅しにも屈しない。政府が約束を守るまでストを続ける」と語った。
ストにより多くの患者が必要な医療サービスを受けられず、病状を悪化させ、苦痛を強いられている。
