◎エメフィール被告は昨年6月に解任、逮捕された。
詐欺罪で告発されているナイジェリア中央銀行のエメフィール(Godwin Emefiele)前総裁が職権乱用と汚職の疑いでラゴスの裁判所に出廷する予定だ。現地メディアが5日に報じた。
エメフィール被告は昨年6月に解任、逮捕された。
地元メディアによると、経済金融犯罪委員会(EFCC)は20億ドルの外貨を不正操作した疑いがあるなどとして、エメフィール被告を告発したという。
エメフィール被告は容疑を否認している。
EFCCによると、エメフィール被告は2022~23年にかけて不正を主導したとみられる。
エメフィール被告はアフリカ最大の経済大国であるナイジェリアの中央銀行を9年間率いてきた。
地元メディアによると、警察は以前、エメフィール被告がテロ組織への資金提供や経済犯罪に関与したと告発したものの、裁判所はそれを裏付ける証拠がないとして、訴えを退けていたという。
ティヌブ(Bola Tinubu)大統領は昨年、エメフィール被告の方針を撤回し、自国通貨ナイラを切り下げた。