◎列車はバスの真ん中に衝突し、数メートル押した後、停止。運転手は負傷した乗客を残して逃走した。
カンボジア北西部ポーサット州の踏切で列車がバスの側面に衝突し、45人が負傷、うち5人が重体となっている。警察当局が29日、明らかにした。
それによると、事故はポーサット州中心部の地区で午前11時頃に発生。遮断機のない踏切に入ったバスの側面に列車が衝突した。
列車は汽笛を鳴らして警告したものの、間に合わなかった。
地元メディアによると、列車はバスの真ん中に衝突し、数メートル押した後、停止。運転手は負傷した乗客を残して逃走したという。
事故を目撃した地元住民・消防・警察が乗客を助け出した。
警察が運転手の行方を追っている。
地元メディアによると、この踏切には以前、遮断機があったものの、何らかの理由で破損し、取り替えられていなかったという。
踏切の手前には「列車注意。左右確認」と書かれた大きな標識が取り付けられていた。
警察によると、バスの乗客は全員カンボジア人。自然リゾートを訪れる途中で事故に遭ったという。