◎スウェーデンを含む北欧諸国は手厚い社会保障を提供することで知られている。
詐欺容疑で指名されているイラクのシャマリ(Najah al-Shammari)元国防相がスウェーデンの空港で逮捕された。地元当局が19日、明らかにした。
それによると、シャマリ容疑者はイラクとスウェーデンの国籍を持ち、社会保障費を不正に受け取った疑いが持たれている。
ストックホルム空港警察の広報担当は公共放送スウェーデン・テレビ(SVT)の取材に対し、「容疑者は18日に逮捕された」と語った。
SVTは以前、シャマリ容疑者がイラク・バグダッド在住にもかかわらず、何年にもわたって子供の社会保障費を受け取っていたと伝えていた。
それによると、シャマリ容疑者はバグダッド在住時にもストックホルム郊外に住んでいると虚偽登録していたとみられる。
別の地元メディアはシャリフ容疑者が2011年にスウェーデンに移住、15年に市民権を取得。その後、不正受給の疑いで妻と共に告発されたと報じている。
その後、シャマリ容疑者はイラクに戻った後も社会保障費を請求し続けたとされる。
スウェーデンを含む北欧諸国は手厚い社会保障を提供することで知られている。