◎ナイジェリア北部で誘拐は珍しくなく、西アフリカで最も危険なイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」を含む複数の武装集団が多くの市民を誘拐・殺害している。
ナイジェリア北部、イスラム過激派組織ボコ・ハラムの戦闘員(Getty Images/AFP通信)

ナイジェリア北西部カドゥナ州の集落に正体不明の武装集団が押し入り、住民少なくとも100人を誘拐した。地元当局が18日、明らかにした。

それによると、事件はカドゥナ州郊外の2つの集落で16日と17日に発生。数十人の武装兵が集落に押し入り、少なくとも100人を連れ去ったという。

カドゥナ州では2週間前に300人近い小学生が誘拐されたばかりである。

地元メディアによると、犯行声明を出した組織は確認されていない。

ナイジェリア北部で誘拐は珍しくなく、西アフリカで最も危険なイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」を含む複数の武装集団が多くの市民を誘拐・殺害している。

これらの武装集団は身代金目的で学生、村人、旅行者を誘拐する。

AP通信は当局者の話しとして、「武装集団は16日に女性14人、17日夜に子供を含む87人を誘拐した」と伝えている。

中央政府と陸軍は声明を出しておらず、捜査が進んでいるかどうかは不明だ。

地元テレビ局の取材に応じた男性は、「この地域に警察と陸軍はひとりも配備されておらず、テロリストの巣窟になっている」と語った。「拉致された人が帰ってくることはほとんどありません...」

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