◎航空大手ルフトハンザとドイツ鉄道(国鉄)の労使交渉がまとめる見通しは立っていない。
ドイツのサービス労働者の労組「ベルディ(Verdi)」が新たなストライキを要求したため、全国の空港と駅で数千便がキャンセルされる見込みである。現地メディアが4日に報じた。
航空大手ルフトハンザとドイツ鉄道(国鉄)の労使交渉がまとめる見通しは立っていない。
ベルディと鉄道運転士を代表する労働組合GDLは4日、今週7日と8日にストを行うよう組合員に呼びかけた。
ルフトハンザによると、2日間のストによって利用客約20万人が影響を受け、約2000便が欠航になる予定。
長距離および地域鉄道のストは7日の午前2時に始まる予定。数百万人が影響を受けると予想されている。
GDLによると、ストキは8日の午後1時まで続く見通し。貨物輸送のスト期間は6日午後6時~8日午前8時の予定だ。
GDLは賃上げに加え、減給なしで労働時間を週38時間から35時間に短縮するよう求めているが、ドイツ鉄道はこれを拒否している。
ベルディはルフトハンザの地上職員約2万5000人の交渉を代表し、12.5%の賃上げを求めている。