◎逮捕された13歳の少年は精神病院に収監されている。刑法の規定により、刑事責任には問われない。
セルビアの首都ベオグラードで昨年5月に発生した銃乱射事件の裁判が始まった。地元メディアが29日に報じた。
逮捕された13歳の少年は精神病院に収監されている。刑法の規定により、刑事責任には問われない。
地元メディアによると、容疑者の両親は予定通り、ベオグラードの高等裁判所に出廷していたという。
両親は銃器を適切に管理せず、息子に射撃訓練をさせた罪などに問われている。
この銃乱射事件は昨年5月4日に発生。9人の同級生と警備員1人が死亡、6人が重軽傷を負った。
この翌日には中部地域で別の銃乱射事件が発生、8人が死亡、14人が負傷している。
この2つの事件に抗議するデモが全国各地で開かれ、数万人がブチッチ政権に抗議。一部地域で暴動に発展した。
被告側は裁判を公開するよう判事に要請したが、全ての審理が非公開となった。
容疑者の父親は自宅で保管する銃器を適切に管理せず、容疑者に射撃の訓練をさせたとみられる。射撃場の経営者とインストラクターも逮捕、起訴された。