◎逮捕された13歳の少年は精神病院に収監されている。刑法の規定により、刑事責任には問われない。
2023年12月24日/セルビア、首都ベオグラードの市庁舎前、暴徒を取り締まる機動隊(AP通信)

セルビアの首都ベオグラードで昨年5月に発生した銃乱射事件の裁判が始まった。地元メディアが29日に報じた。

逮捕された13歳の少年は精神病院に収監されている。刑法の規定により、刑事責任には問われない。

地元メディアによると、容疑者の両親は予定通り、ベオグラードの高等裁判所に出廷していたという。

両親は銃器を適切に管理せず、息子に射撃訓練をさせた罪などに問われている。

この銃乱射事件は昨年5月4日に発生。9人の同級生と警備員1人が死亡、6人が重軽傷を負った。

この翌日には中部地域で別の銃乱射事件が発生、8人が死亡、14人が負傷している。

この2つの事件に抗議するデモが全国各地で開かれ、数万人がブチッチ政権に抗議。一部地域で暴動に発展した。

被告側は裁判を公開するよう判事に要請したが、全ての審理が非公開となった。

容疑者の父親は自宅で保管する銃器を適切に管理せず、容疑者に射撃の訓練をさせたとみられる。射撃場の経営者とインストラクターも逮捕、起訴された。

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