◎両国は先週末、駐大使をそれぞれの首都に戻すことに合意した。
イランのアブドラヒアン(Hossein Amirabdollahian)外相が来週パキスタンを訪問する。両政府が22日、明らかにした。
両国は先週末、駐大使をそれぞれの首都に戻すことに合意した。
イランの革命防衛隊(IRGC)は16日、パキスタン南西部バルチスタン州のイスラム国(ISIS)系組織の拠点を空爆。この空爆で子供2人が死亡、3人が負傷した。
核保有国のパキスタンはこれに激怒し、18日にイラン領内の過激派拠点を報復空爆。一触即発の事態となり、両国は大使を帰国させた。この空爆では子供4人を含む9人が死亡したと伝えられている。
両国は互いがそれぞれの領土で過激派に避難所を提供していると非難している。
国営イラン通信(IRNA)によると、アブドラヒアン氏は緊張緩和のために首都イスラマバードを訪問する予定だという。
パキスタン政府は声明で、アブドラヒアン氏は1月29日にジラーニ(Jalil Abbas Jilani)外相と会談すると発表。それによると、両外相は26日にそれぞれの大使を帰任させることで合意したという。