◎陸軍の特殊部隊が過激派の拠点を急襲し、7人を殺害した後、弾薬、爆弾、麻薬、現金などを押収した。
パキスタン南西部バルチスタン州と治安当局と武装勢力による銃撃戦があり、イスラム過激派の戦闘員7人が死亡した。地元警察が22日、明らかにした。
それによると、銃撃戦は州都クエッタの郊外で発生。陸軍の特殊部隊が過激派の拠点を急襲し、7人を殺害した後、弾薬、爆弾、麻薬、現金などを押収したという。
クエッタにはバルチスタン解放軍(BLA)、イスラム国(ISIS)系組織、その他過激派の拠点があるとされる。
地元テレビ局は警察関係者の話しとして、「死亡した7人はBLAと敵対する勢力の構成員とみられる」と伝えている。
バルチスタン州では四半世紀ほど前から国軍と分離主義勢力による紛争が続いている。BLAなどの反乱軍は州の資源を分配するよう中央政府に求めていたが、後に独立を求めて反乱を起こした。