◎与党・新民主主義党(ND)の一部議員はこの法案に反対している。
LGBTQプライドパレード(Getty Images)

ギリシャのミツォタキス(Kyriakos Mitsotakis)首相は10日、同性婚を認める法案を近く国会に提出すると明らかにした。

与党・新民主主義党(ND)の一部議員はこの法案に反対している。

ミツォタキス氏は声明で、「同性カップルが親になる権利を認めるものではない」と強調した。

この問題はギリシャを二分している。

同性カップルは代理母が生んだ子供を養育できるが、公的に親とは認められず、税制上の優遇措置を受けられない。

ミツォタキス氏は「結婚における平等を確立する」と述べる一方、「親権に関する法律を変えるつもりはない」と強調した。「代理母に出産を頼み親権を得る、という女性を子供を産む機械にするという考えは容認しないし、実現しません...」

政権が提案する法案は養子縁組や海外での代理出産を含め、同性の両親の子供の「権利」を保護する。パートナーが死亡した場合、生存している親に親権が与えられる予定だ。

世論調査によると、ギリシャの人々は同性婚の問題で意見が割れているが、ゲイやレズビアンのカップルに完全な親権を与えることには反対しているようだ。

NDの議員数人は同性婚を認めること自体に反対を表明している。

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