◎サイバー攻撃は25日に確認され、議会のデータが一部消去された。
アルバニア議会がサイバー攻撃を受け、ホームページが閲覧できなくなった。現地メディアが26日に報じた。
それによると、サイバー攻撃は25日に確認され、議会のデータが一部消去されたという。
首相府の報道官は声明で、「ハッカーは議会のシステム中枢には侵入していない」と述べ、専門家が調査に当たっていると明らかにした。
議会のホームページは復旧次第再開するとしている。
地元メディアは当局者の話しとして、「携帯電話のプロバイダーと航空会社も25日にサイバー攻撃を受け、イランのハッカー集団が関与している」と伝えている。
アルバニアは昨年7月、イラン外務省が主導するハッカーの攻撃を受けたと報告している。
これはアルバニア政府がイランの反体制組織ムジャヒディン・ハルクのメンバーを保護したことに対する報復と考えられている。アルバニアはこの2カ月後にイランとの国交を断絶した。
イラン外務省はアルバニア政府ウェブサイトへのサイバー攻撃に関与していることを否定。イラン政府も同じハッカーからサイバー攻撃を受けていると主張した。