◎トンネル内に閉じ込められた40人は全員無事であり、パイプを使って酸素と水を送り、連絡を取り合っている。
インド北部ウッタラカンド州で建設工事中の道路トンネルの一部が崩落した事故について、地元当局は13日、閉じ込められた作業員40人の救助活動を続けていると報告した。
事故は州郊外のトンネル工事現場で12日に発生。救助隊はトンネル内にパイプを通して酸素を送り込んでいるという。
州警察の報道官は記者団に対し、「トンネル内に閉じ込められた40人は全員無事であり、パイプを使って酸素と水を送り、連絡を取り合っている」と語った。
ウッタラカンド州では近年、大規模なインフラ開発が進められており、各地で中央政府が発注した道路・建物・トンネル工事が行われている。
トンネル工事の施工者によると、救助作業は2次災害を防ぐために慎重に進められているという。
救助隊は小型重機などを使って崩れた瓦礫を取り除いている。
州警察の報道官は救助作業の進捗について、「チームは瓦礫を取り除きながら15メートルほど進み、さらに35メートルほど前進する必要がある」と述べた。
トンネルの全長は4.5キロ。崩落は入り口から200メートルほどの地点で発生したと伝えられている。