◎ボランティアは焼け跡から7人の遺体を収容し、警察に引き渡した。
コンゴ民主共和国東部・北キブ州ゴマの住宅地で火災が発生し、7人が死亡した。地元当局が16日、明らかにした。
それによると、火事はゴマ中心部の地区で14日遅くに発生。ボランティアが消火活動に当たったものの、木造の掘っ立て小屋1棟が全焼したという。
ボランティアは焼け跡から7人の遺体を収容し、警察に引き渡した。
地元テレビ局の取材に応じた男性は、「家の中から助けてくれ、殺されるという叫び声が聞こえた」と語った。
この男性によると、家は外から鍵がかけられた状態だったという。亡くなったのは子供5人とその両親とみられる。
消火活動を支援した自治体の職員はAFP通信の取材に対し、「警察が捜査を進めている」と語った。「彼らは何者かに襲われ、焼き殺されたのです...」
地元テレビ局は目撃者の話しとして、「一家は何らかの理由で武装勢力に狙われた可能性がある」と伝えている。
コンゴ東部では国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのある過激派など、120以上の武装勢力が活動している。
AFP通信の取材に応じた男性はこう証言している。「7人は自宅に閉じ込められ、外に出ることができなかった。テロリストは家に火を放ち、7人を焼き殺したんだ。信じられない...」