◎コンゴでボートの沈没事故は珍しくなく、今年だけで100人以上が死亡または行方不明になっている。
コンゴ民主共和国、タンガニーカ湖の船着き場(Getty-Images)

コンゴ民主共和国・北西部の赤道州でボートが転覆し、少なくとも27人が死亡、70人以上が行方不明となっている。地元当局が14日、明らかにした。

それによると、事故は赤道州郊外の河川で13日遅くに発生。乗客100人以上を乗せたボートが転覆したという。

州政府は声明で、「救助隊はこれまでに27人の死亡を確認し、行方不明者の捜索を続けている」と明らかにした。

地元のテレビ局は自治体関係者の話しとして、「49人の遺体を収容した」と伝えている。

コンゴでボートの沈没事故は珍しくなく、今年だけで100人以上が死亡または行方不明になっている。

地元メディアによると、多くのボランティアが捜索活動に加わったという。

事故を起こしたボートは定員オーバーで運航し、乗客は救命胴衣を着けていなかった。遠隔地でこのようなボート事故が発生すると、救助活動はすぐに打ち切られる。

コンゴ北西部の道路はほとんど整備されておらず、ボートが主要な移動手段となっている。

中央政府はこのような事故を避けるために全土で夜間の水上移動を禁じている。

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