◎陸海軍・消防・警察の合同チームは16日に9人の遺体を発見、収容した。
韓国の慶尚北道(キョンサンプクド)清州市の水没したトンネルで新たに9人の遺体が収容された。現地メディアが16日に報じた。
それによると、陸海軍・消防・警察の合同チームは16日に遺体を発見、収容したという。
このトンネルには少なくとも15台の車両が取り残されているとみられる。
同国の中部では先週から大雨による洪水や土砂崩れが相次ぎ、これまでに少なくとも37人が死亡、市民9000人近くが避難を余儀なくされている。
清州市消防局の報道官は16日、海軍のダイバーを含む900人近くの救助隊員が15日夕方以降、洪水によって冠水した市内のトンネルで救助作業に当たっていると報告した。
それによると、このトンネルは水が入ってきてから2、3分程度で完全に水没したとみられる。
消防が公開した動画には、トンネルの入り口付近で活動するダイバーや、排水ポンプを使って水をくみ出す陸軍兵士の姿が映っていた。
気象庁によると、中部と南部では18日まで大雨が続く見通し。雨量は多いところで300mmを超えると予想されている。
この数日間で9000人近くが避難を余儀なくされ、27000世帯で停電が発生している。中央政府によると、この雨で50近い道路が通行不能となり、100戸以上の家屋が損壊したという。
15日にウクライナを訪問した尹錫悦(Yoon Suk Yeol)大統領は列車で隣国ポーランドに移動する際、関係閣僚から被害の報告を受けた。
ユン氏は利用可能な資源をすべて投入して被災地の支援に当たるよう命じている。