◎イランとサウジは今年3月、中国の仲介により、外交関係を正常化することで合意した。
2023年6月17日/イラン、首都テヘラン、アブドラヒアン外相(右)とサウジのファルハン外相(Vahid Salemi/AP通信)

サウジアラビアのファルハン(Faisal bin Farhan)外相が17日、イランの首都テヘランに到着し、アブドラヒアン(Hossein Amirabdollahian)外相と会談した。

国営イラン通信(IRNA)によると、両外相は両国の関係改善に向けた取り組みが加速していることを歓迎したという。

ファルハン氏はライシ(Ebrahim Raisi)大統領とも会談する予定だ。

サウジ国営テレビによると、ファルハン氏は会談の中で、サルマン国王(King Salman)とサルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)がライシ氏をサウジに公式に招待すると伝えたという。

イランとサウジは今年3月、中国の仲介により、外交関係を正常化することで合意した。

両国の関係正常化により、近代史上最悪と呼ばれる人道危機を招いたイエメン内戦が終結するのではないかという期待が高まっている。

IRNAによると、ファルハン氏は17日遅くにテヘランの在サウジ大使館の開設式に出席する予定。外交官らは現在、テヘランのホテルで勤務しているという。

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