◎9日以降のイスラエルによる空爆でパレスチナ人少なくとも33人が死亡。その多くが民間人で、150人近くが負傷した。
イスラエルの現地メディアによると、パレスチナ・ガザ地区ではイスラエル政府とイスラム過激派組織「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」が停戦に合意したにもかかわらず、戦闘が続いているという。
エジプト政府が仲介した停戦は14日の現地時間22時に発効したとされるが、現地メディアによると、その数分後に銃撃戦が発生したという。
パレスチナ保健省によると、9日以降のイスラエルによる空爆でパレスチナ人少なくとも33人が死亡。その多くが民間人で、150人近くが負傷した。
イスラエル軍はイスラム聖戦の幹部少なくとも6人を殺害したとしている。
イスラエル領内ではイスラム聖戦のロケット攻撃により民間人2人(いずれもパレスチナ人)が死亡、数人が負傷した。
AP通信は停戦交渉に詳しい関係者の話しとして、「双方は今回の敵対行為を終結させることで合意した」と伝えている。
APによると、この合意にはイスラエルによる暗殺を停止することが含まれているという。一方、イスラエル政府はイスラム聖戦にロケット攻撃の完全停止を要求した。
エジプト政府は13日の声明で双方に合意を遵守するよう求めたが、イスラエル政府によると、イスラム聖戦は停戦発効から数分後にイスラエル南部に向けてロケット弾を発射したという。
軍はこれを防空システム「アイアンドーム」で迎え撃ち、ガザ地区を再び空爆。イスラム聖戦のロケット発射台を2台破壊したと報告した。