◎自治体はネバドデルルイス山を囲む国立公園を閉鎖し、火口から6km圏内にある学校はオンライン授業に移行した。
コロンビア当局は3日、カルダス県のアンデス山脈中にある活火山「ネバドデルルイス山」の地震活動が活発化しつつあることを受け、麓の40世帯に避難を命じた。
地元メディアによると、自治体はネバドデルルイス山を囲む国立公園を閉鎖し、火口から6km圏内にある学校はオンライン授業に移行したという。
カルダス県の知事室は声明で、「これは予防措置のひとつであり、早めに行動を開始しておくことが重要」と強調した。
地元メディアによると、ネバドデルルイス山の山頂付近を源流とする川の下流には何十もの町がある。この火山が最後に大噴火したのは1985年。火砕流が100km以上の範囲に広がり、3万人近くが死傷したと推定されている。
政府の危機管理局は先週、火口付近で地震が多発しているとして、警戒レベルを引き上げた。
2日には小規模な噴火が観測され、900mまで噴煙が上がった。