◎シリアのイラク国境沿いでは米軍とクルド民兵による共同作戦(空爆メイン)が頻繁に行われている。
米中央軍司令部は17日、シリア北東部で対ISIS作戦を決行し、現地司令官を殺害したと発表した。
それによると、特殊部隊は16日夜、この地域に拠点を置くクルド人主導の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」と協力してイスラム国(ISIS)の幹部を殺害したという。
この戦闘で米兵4人が負傷した。
米軍は声明の中で、「標的の爆弾攻撃で米陸軍の兵士4人と作業犬1匹が負傷した」と述べている。作戦の詳細は明らかにされていない。
一方、国営シリア・アラブ通信(SANA)とイギリスに本拠を置くNGO「シリア人権監視団」は17日、中部地方でISISのテロ攻撃が確認され、市民数十人が死亡したと報告した。
米国の支援を受けるクルド民兵はイラクと国境を接するシリア東部の最後の占領地をISISから奪還したが、ISISの残党は各地で活動を続けており、内戦が終結する見通しはまったく立っていない。
シリア人権監視団によると、ISISは17日に中部の町で市民少なくとも36人を射殺したという。
SANAは民間人が待ち伏せ攻撃を受け、53人が死亡したと報じている。
シリアのイラク国境沿いでは米軍とクルド民兵による共同作戦(空爆メイン)が頻繁に行われている。
米軍によると、負傷した兵士4人と作業犬はイラクの米軍基地で治療を受けているという。ケガの程度は明らかにしていない。