◎北西部カイバル・パクトゥンクワ州の湖ではボートが転覆し、子供少なくとも10人が溺死した。
2023年1月29日/パキスタン、南西部バルチスタン州、橋から転落したバスの残骸(Getty Images/AFP通信)

パキスタンで29日、旅行に関連する事故が2件発生し、少なくとも51人が死亡した。

南西部バルチスタン州では旅客バスが橋の欄干を突き破って渓谷に転落・炎上し、少なくとも41人が死亡した。

北西部カイバル・パクトゥンクワ州の湖ではボートが転覆し、子供少なくとも10人が溺死した。

地元メディアによると、溺死した10人は7歳~14歳だったという。

バス事故の現場を調査した地元当局者はAFP通信の取材に対し、「遺体は性別も確認できないほど損傷している」と語った。

バスはバルチスタン州南部から港湾都市カラチに向かっていた。

AFPによると、車内から3人が救助され、このうち1人はまもなく死亡、残り2人も深刻な状態だという。運転手は死亡したと伝えられている。

地元警察は「事故原因の調査に当たっている」と声明を出し、DNA検査で遺体の身元確認を行うとした。

一方、子供らを乗せたボートはアフガニスタン国境に近いカイバル・パクトゥンクワ州近郊のダム湖で転覆した。

地元警察はこれまでに子供10人の死亡を確認。11人を救助し、このうち6人が重体。さらに9人が行方不明と報告した。

地元メディアによると、ボートに乗っていたのはダム湖に遠足に来ていた地元の学校の生徒だという。

地元警察の責任者はロイター通信の取材に対し、「このダム湖では過去にも同様の転覆事故が発生している」と語った。警察はボート乗り場を封鎖した。

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