◎女性2人はいずれもスペイン国籍で、イスラム国(ISIS)戦闘員と結婚し、未亡人になった。
スペイン政府は10日、シリアの難民キャンプから女性2人と子ども13人が帰国したと発表した。
外務省は15人の個人情報を明らかにしていない。
日刊紙エル・パイスによると、女性2人はいずれもスペイン国籍で、イスラム国(ISIS)戦闘員と結婚し、未亡人になったという。
子供13人のうち9人は女性2人が出産し、4人は孤児と伝えられている。
外務省はエル・パイスの報道に言及していない。15人は首都マドリードの空軍基地に移送された。
同省によると、地方裁の判事が女性2人を出迎え、今後の生活などについて説明したという。
子供たちはマドリードの社会福祉事務所に引き取られた。
同省は声明の中で「帰国手続きに数カ月かかった」と説明しているが、詳細は明らかにしていない。女性2人は自らの意思でシリアに渡ったとみられる。
他の欧州諸国も2019年3月のISIS陥落以来、シリアから多くの女性や子供を帰国させている。