◎インドネシアの鉱山労働者は厳しい労働環境で働いている。
.jpg)
インドネシア当局は9日、西スマトラ州の炭鉱内で爆発が起き、少なくとも10人が死亡、4人が救助されたと発表した。
地元メディアによると、事故が起きたのは州都パダンの郊外にある私有炭鉱。
救助活動に当たった消防の責任者は地元メディアの取材に対し、「最後の犠牲者は入り口から240mほど進んだところで発見された」と語った。
消防によると、メタンなどの可燃性ガスが爆発を引き起こした可能性が高いという。救助隊は送風機でトンネル内を換気した後、犠牲者の遺体を収容した。
消防の責任者は、「犠牲者の大半が重度の火傷を負っていた」と説明した。また、生存者は爆発地点から離れていたため、助かったという。
政府が公開して映像には犠牲者を担架で運び出す救助隊員の姿が映っている。
インドネシアの鉱山労働者は厳しい労働環境で働いている。
今年4月には鉱夫29人を乗せたトラックが西パプア州の違法金鉱近くで山腹に衝突、横転し、18人が死亡した。
北スラウェシ州の違法金鉱で2019年2月に発生した仮設木造足場の倒壊事故では40人以上が生き埋めとなり、死亡した。