◎現場はイランおよびアルメニアと国境を接する東部アール県中心部の高速道路。
トルコ当局は7日、東部アール県の高速道路でバスがトラックに衝突・炎上し、少なくとも7人が死亡、18人が負傷したと発表した。
現場はイランおよびアルメニアと国境を接する東部アール県中心部の高速道路。事故発生時刻は明らかにされていない。
国営アナトリア通信は警察筋の話を引用し、「バスがトラックに突っ込み、そのはずみで別のトラックに接触、炎上した」と報じている。
警察が事故の原因を調べている。報道によると、バス運転手の安否は不明。旅客バスとみられるが、詳細は分かっていない。
国営テレビはバス本体とトラック後部が炎上し、黒煙が立ち上る様子を報じた。
エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は声明で犠牲者に哀悼の意を表した。
アール県知事の報道官によると、18人が市内の医療機関に搬送され、そのうち2人が重体だという。
トルコではバスの事故が相次いでいる。
北部ボル県の幹線道路で6日に発生した旅客バスの横転事故では少なくとも3人が死亡、32人が重軽傷を負った。
南東部ガジアンテプ県郊外の高速道路で8月に発生した事故では少なくとも15人が死亡、20人近くが負傷したと報告されている。この事故では交通事故処理中の救急車にバスが突っ込んだ。
地元の独立系メディアによると、警察は交通事故の記録をすべて公開しておらず、データも乏しい。昨年の交通事故による死者数は5300人と推定されている。