◎出口調査によると、ネタニヤフ氏の政党「リクード」率いる野党連合は61または62議席(定数120)獲得する見込み。
2022年10月30日/イスラエル、ネタニヤフ元首相(左)とラピド首相の看板(Getty Images/AFP通信)

イスラエルで1日、この4年で5回目となる議会選が行われた。

イスラエル公共放送協会Kanの出口調査によると、ラピド(Yair Lapid)首相率いるイェシュアティド党は票を伸ばすと見込まれるが、ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)元首相率いる右派陣営に屈する可能性が高い。

右派のネタニヤフ氏は選挙期間中、中道のラピド氏率いる政権を繰り返し非難し、右派と無党派層の支持を集めたとみられる。

多くのメディアが12年政権を率いてきたネタニヤフ氏がカムバックを果たすと予想している。

今回の選挙は「ネタニヤフ氏の復帰の可否を決める国民投票」と見られていた。

選挙管理委員会は2日中に最終結果を示す予定だ。

1日の現地時間22時に速報が発表されると、エルサレムにあるネタニヤフ氏の政党「リクード」の会場では軽快な音楽が鳴り響いた。

Kanの出口調査によると、リクード率いる野党連合は61または62議席(定数120)獲得する見込み。

リクードは30~31議席と予想され、第1党を維持する見込みだ。リクードとタッグを組む超国家主義政党(極右)の宗教シオニズムは大きく議席を伸ばし、第3党に躍進すると予想された。

昨年の選挙でネタニヤフ氏を失脚させたラピド氏率いる中道のイェシュアティド党も票を伸ばし24議席を獲得する見込み。

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