◎ヘリはヒマラヤの麓にある寺院でヒンズー教徒6人を乗せ、市内の空港に向かっていた。
インド当局は18日、北部ウッタラカンド州の山間部に民間のヘリコプターが墜落し、乗客乗員7人全員が死亡したと発表した。
州航空局によると、このヘリはヒマラヤの麓にある寺院でヒンズー教徒6人を乗せ、市内の空港に向かっていたという。
墜落原因は明らかになっていない。地元紙ヒンドゥスタン・タイムズは当局者の話を引用し、「現地の視界は非常に悪かった」と報じている。濃霧が発生していたとみられる。
州航空局の報道官は声明で、「ヘリは墜落の衝撃で木っ端微塵となり、機体の破片が数百メートルの範囲に飛び散っていた」と説明した。
連邦政府はウッタラカンド州に調査官を派遣し、墜落原因を調べるとしている。
ヒンドゥスタン・タイムズによると、このヘリの運航会社は巡礼者向けのツアーを企画していたという。死亡した6人がツアー参加者かどうかは明らかになっていない。
ウッタラカンド州のヒマラヤの麓にある寺院には毎年多くのヒンズー教徒が足を運ぶ。寺院の解放期間は4月~11月末まで。冬季は閉鎖される。