◎ケニアの建築・設計基準は緩く、費用を抑えるために違法な工事が行われたり、設計に不備があることも珍しくない。
ケニア国営放送KBCは26日、中部キアンブで6階建てビルが倒壊し、少なくとも3人の死亡が確認され、数人が負傷したと報じた。
ビルが倒壊した日時と原因は明らかにされていない。
現場では救助活動が続いており、子供が救助されたと伝えられている。
AP通信は目撃者の話を引用し、「倒壊したビルは隣の建物の上に崩れた」と報じている。
現場で負傷者の治療にあたっている赤十字国際委員会(ICRC)の職員はAP通信の取材に対し、「多くの市民が倒壊に巻き込まれたと聞いているが、行方不明者の数は分からない」と説明した。
KBCは地元警察の話を引用し、「数十人が瓦礫の下に取り残されている可能性がある」と報じている。
ケニアの建築・設計基準は緩く、費用を抑えるために違法な工事が行われたり、設計に不備があることも珍しくない。過去の倒壊事故は設計不備や手抜きが原因と報告されている。
報道によると、兵士、警察官、赤十字社の職員、政府職員、ボランティアが救助活動を行っているという。
防災の専門家はSNSに、「警察は現場を封鎖し、ボランティアや野次馬を危険区域から避難させるべきだ」と投稿している。「二次災害が発生する可能性があります...」